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イタリアの12ヶ月

ツグミの三日間

むかし、眩しいほど真っ白の羽に覆われたツグミがいました。
寒くて暗い1月が、餌を探しに巣から出てくる彼女を待っていました。
凍り付いた冷たい地面に叩きつけては楽しむ犠牲に何時もいつもなっていました。

もう、こんないじめに疲れた彼女は、 ある年1か月分の餌を蓄え、1月中は(当時は28日間)巣に篭る事に決めました。

最後の日になって、ツグミは意地悪な1月をだましてやったわと 大喜びで巣から飛び出し、彼をからかいながら囀りまくったのです。

1月は腹が立って腹が立って、2月に3日間貸してくれないかと頼みこみ、 雪、風、氷、雨、大嵐を巻起こしました。

ツグミは煙突にひっそりとかくれ、そこでじっと3日間を過ごしたのです。

ツグミが外に出た時、彼女は生き延びましたが、その美しかった羽毛は 煙のために真っ黒になっていたのです。

その時から、つぐみの羽毛は真っ黒なのです。そして1月は31日間なのです。